白洲信哉 SHIRASU SHINYA OFFICIAL WEBSITE


平成22年2月8日(月)
週刊ポストに、“白洲信哉 ニッポンの神仏 連載第6回 〜天智天皇の「古都」を歩く〜”が掲載されました。





平成22年2月5日(金)

 
 

 朝青龍が引退した。本当に残念なことだと思う。会見のニュースをみていて涙が出てきた。横綱はまだ29歳の異国の若者なんだ。どうも日本の社会というのは、異物を許容することが難しいようだ。僕も最初は土俵でガッツポーズはどうかとも思ったけど、徐々に許せるような感じになってきた。彼には似合っているからだ。

 日本社会はこうした異物が何人も続くと免疫が出来て、段々溶け込んでいくんだけど、若い力を伸ばす指導者というのもがいないだろうか。「品格」というけれど、それを言う評論家など、言っている側や裁く協会の側に「品格」があるように僕にはみえない。滑稽とはこういうことを言うんだろう。

 横綱にお会いしたことがないけれど、正直な天真爛漫な人だと感じる。大リーグの選手は、練習は個々で勝負はグランドの上、というのが徹底している。横綱はそんな社会だったら、もっと力を発揮しただろうし、見本がいないのに「品格」が感じられない組織から、何を学んでやったらいいのか、非常に戸惑っただろうし、彼なりには悩んだんだろうと思う。

 場所中だろうが巡業中だろうが、本場所の土俵の上で力を発揮するようベストを尽くす。という考えだったんではないだろうか。場所中に酒を飲み暴行したことは言語道断なことらしいのだが、結果優勝しているんである。「暴行」という言葉だけ先走りしていたんじゃないかな。僕も酒飲みだからよくわかるけど、酒飲みというものが理解されにくい社会なんだろうね。ドルゴルスレン・ダワドルジ様、本当にお疲れさまでした。





平成22年2月4日(木)

 焼額山は
 雲の上

 今日は立春、暦の上では春だといいますね。愚息が試験休みだったので、志賀高原へスキーに行ってきた。

 今回はAUDIジャパンの根岸さんの計らいで、スタットレス装着のQ7を借りることになる。流石にクワトロ、しかもオフロードタイプの車なので快適この上ない。大きい車体は都心ではもてあますが、高速に入り地方に出れば水を得た魚、高速安定性は抜群だし、スピード感が希薄なので注意してアクセルを踏まないとならない。大排気量のエンジンは、車体の重さを感じさせないのである。シートも適度に硬く、LED装着のヘッドライトは本当に見易い。当たり前だが荷物は余裕で入るし、スキーの板でさえ斜めにすればぴったり入った。二人では勿体ない。シートヒーターもよかった。

 雪道でいろいろ試したが、安定性が損なうことはなく、ESPのスイッチを入れるような状況にもならない。感心したのはエンジンブレーキの効き方で、こんなに反応がいいと助かる。ハンドルに隠れてシフトの数字が見えないのが唯一の不満点、あとは満点な旅となる。有難うございました。

 それにしても昨今のスキー場はどうなっているんだろう。空いているのはこちらにはありがたいんだが、運休のリフトも多く、まあそれくらいは我慢するけど、夕方ついてナイターで足慣らしを、と思ったけどなんと志賀高原でやっているところがない。これではますます客足も遠のいてしまうのではないだろうか。

 天気予報は最悪だったのだが、山の天気はわからないもので、二日とも快晴。こんなことは滅多にない。お陰で十二分に満足した。ゴンドラで頂上へ行き、青空のなかを一気に滑る。ほんとうに気持ちがいい。天気が悪いとこの種の快感は味わえない。もうそろそろやめようかな、と思っていたけど来年も滑りたいと気持ちを新たにした。


 根岸さんの要望で
 愚息写す



パノラマゲレンデ



平成22年2月1日(月)
週刊ポストに、“白洲信哉 ニッポンの神仏 連載第5回 〜叡山の源で「石」の声を聞く〜”が掲載されました。





平成22年2月1日(月)
家庭画報に「生誕100年に向けて:祈り−白洲正子が見た日本人の信仰〜第十二回」が掲載されました。





平成22年1月31日(日)

 氷見の
 真鱈白子

 早いもので1月も終わりである。なんだか冴えないことばかり続く。愚痴をたくさんいいたいがいまはやめておく。それにしてもなんで理解されないのだろう。きっと僕に欠陥があるんだろうけど、前向きにやるだけやるしかない。今回の展覧会で縁が切れる所も多くなる。付き合いが減るのは悪いことではないので仕方がない。

 だが、甍堂で金峰山の経塚出土三所権現をみたり、初期伊万里の色絵をながめていると元気になってくる。美しいものにはなにかしらの力があると思う。平安末期の末法思想が吹き荒れた時代なんて想像すると、今の不況なんてたいしたことないんじゃないかと思う。総理の施政方針演説にはがっかりした。貴方に命を守ってもらいたくなんてないし、命なんて政府が守ることじゃない。そんな前時代的な考えだから安保も進まない。

 一歩譲っても地球を守る、なんていうのはどうかしていると思う。地球という生命体は、人が守るとか「地球にやさしい」とか人間がなにかできることという範疇でなく、美しい惑星が生きられなくなる理由が本当に人間ならば、容赦なく地球は人を滅ぼすことだろう。まして人間が守るような性質のものではない。本当に頭が悪いんじゃないだろうか。

 多くに人が自民党よりは、と思っているのかもしれないが大きなことなんて望んでいないので目の前のことを早急にやってもらいたいものだ。今日はこれからちょっと滑ってきます。写真はこの前の日記にある氷見のすし屋のものです。





平成22年1月28日(木)

 大法寺
 十一面観音像

 本日28日はお不動さんの日で、比叡山の光永澄道大阿闍梨がご存命のときは毎年お寺に伺って、あるときは山伏の真似事をやったこともある。帰路、精進落としといいながら、伊賀の福森さんらと北陸へ冬の味覚を求め、旅行するのが恒例だった。光永さんが亡くなってからも、毎年日程をあわせて続けていたが、皆とまとまって行くのがなかなか難しくなってきた。やはり、お祭りのように毎年日程が決まっているというのは、一番簡単な方法なのかもしれない。体に染み付くからであろう。

 といいながらも、金沢、氷見、そして山代温泉では須田青華さんにもお会いしてくる。どこも美味、写真を撮るのを忘れてしまうほどだった。冬の北陸はブリ、メジ、カニ、鱈、鴨などやはり行かなくては味わえない。ブリとメジは捕れたて、三日目、五日目と味わう。寒ブリだから美味いわけじゃないのであって、目利きがみつけてくるから美味いのである。

 合間に信州の十一面観音を拝観してくる。祖母の「姥捨山の月」という文章があるのだが、上田や別所温泉周辺は興味深いところだった。距離は離れていないがそれぞれ個性的であり、御柱の系統に属す。これについては書く機会があるので、またお知らせします。

 これからバリューズの撮影。テーマが「蟹」なんだが、たらふく食べた後なのでどうも盛り上がらない。今回料理は広尾のお店にお願いした。松川さん、よろしくお願いします。


 常楽寺
 多宝塔


 磐境
 


 
 





平成21年1月25日(月)
週刊ポストに、“白洲信哉 ニッポンの神仏 連載第4回 〜滋賀県湖東日本一の石塔〜”と、“古都逍遙・庭園に遊ぶ”が掲載されました。





平成22年1月18日(月)

 朝の光を浴びる
 常滑長頸壺

 連日寒い日が続く。手袋を手放せないのは久しぶりである。土曜日に「骨董と旅」というテーマで、駿河銀行のD-ラボという施設で講演する。人数は少なかったが、的をえた質問も多くあのくらいの規模が一方通行にならずいいように思った。晩は秋吉さんと、その責任者の山本さんといろいろ話す。

それにしてもいつまでこうした不毛なことを続けるのであろうか。捜査情報というのは、「秘匿」なんじゃないのかね。世論調査というけれど、その世論をつくっているマスコミが情報に踊らされているように思う。選挙前も同じことがあって、あんな程度のこと、といっては言いすぎかもしれないが、決定的な証拠なんてないのであろう。今回だって同じである。権力を持ったものと、「幼稚な正義感」が振りかざす構図を、いつまで繰りかえすのであろうか。僕は戦前の憲兵隊とか検閲とか知らないけど、大きな力をもった匿名の捜査官が暴走してはいないかと危惧する。身柄を拘束することが、どれだけのことなのか、本当にわかっているのであろうか。列車で連行される映像をみていて、この前新幹線で護送された殺人容疑者と一緒のようにみえてくる。世論を形成し小さな問題を大きくすることを罰する法律がいるのではないだろうか。

 いずれにせよ、大きな金額が動いているのは事実なようで、小沢氏も自分がしてきたやり方を貫いて、55年体制の終焉を自らの手でしてもらいたいと願っている。本当にチルドレンのような政治家が溢れ、説明責任などできっこないことを尽くさねばならないと主張する幼稚な世論と、「庶民感覚とはかけはなれた」という叫びにいらだちをおぼえる。地方議員ならいざしらず、国会議員まで「庶民感覚」じゃあ困るのである。もっと大人になりましょう。マッカーサーは戦争にいたる日本をたとえて「未熟な十二才」としたが、現状の日本をみたらどううつるのであろうか。





平成21年1月18日(月)
週刊ポストに、“白洲信哉 ニッポンの神仏 連載第3回 〜岐阜県 仏師・円空の「故郷」を訪ねる〜”が掲載されました。





平成22年1月14日(木)
 寒い寒い。こういうときは篭って仕事するに限る。今週は出張がないので、書きながら白洲展の追い込み、NHKの吉田さんと田中さん、それに滋賀近美の高梨先生とひっきりなしに連絡をとる。今日は番組をつくっている川良さんとも話す。やるだけのことはやっているのだが、下記のようにどうしても所蔵先が不明なものもある。もし、行方を知っているかたがあれば、お手数ですがご連絡頂けたら幸いです。


 「白洲正子 生誕百年展」
 の探し物
 (以下同じ)


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 光琳
 うちわ絵





平成22年1月12日(火)

 金勝寺
 軍茶利明王

 1週間の旅から戻る。京都で週刊ポストの川島氏、中島氏、酒井氏、太田氏と落ち合い古仏の取材に出掛ける。栗東でおり金勝山をのぼり金勝寺へ。ここへ数度来ているが、仏群を拝見するのははじめてである。写真では見ていたが実見した仏は想像以上だった。とくに軍茶利明王は素晴らしい。往時の繁栄が偲ばれる。峠を下り善水寺へ。ここも国宝の本堂に所狭しと仏様が並んでいるが、ご住職が奥から金銅の誕生仏をだしてくださる。非常に大きく珍しい形で、あつかましくお願いして掌にのせて頂いた。天平の重さを感じる。この日最後は正福寺に。十一面観音を拝みに行ったのであるが、何と同じようなつくりが四体もあり、日本の近江の奥深さを改めて思う。まさにかくれ里である。

 翌日は長寿寺、通称東寺へ。藤支ご住職は国宝の本堂をはじめ、収蔵庫や弁天堂まであけて下さった。奥さまは以前お会いしたこともあるが、祖母の文章をそらんじておられる。ご親切にありがとうございました。

 最後は大津京近くの盛安寺へ。あこがれの十一面観音は、想像以上に美しかった。これは白洲展の松山会場だけの展示になるが、天智天皇の崇福寺にあった古仏である。近江にひかれ天智をこれからも追いかけていきたい。


 正福寺
 十一面観音群


 東寺
 丈六の阿弥陀如来
 坐像


 盛安寺
 十一面観音像


 東寺・弁天堂を
 撮影する
 太田さんと酒井さん





平成21年1月11日(月)
週刊ポストに、“白洲信哉 ニッポンの神仏 連載第2回 〜岐阜県 美濃の十一面観音巡礼〜”が掲載されました。





平成22年1月7日(木)

 瀬戸内の夕方
 

 新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

 今日は祖母正子の生誕百年の日、つまり誕生日である。秋から企画している展覧会の交渉もいよいよ大詰めである。ラストスパートをかけていきたい。

 家庭画報連載最後の取材に赤穂にきている。はじめてなのでなにがあるのか楽しみな反面、この辺り兵庫、岡山県というのは馴染みがなく、不勉強な地である。吉備王国があった古い場所なのでこれから興味を傾けていきたい。大事なことは日本の歴史を、単なる事実の表記だけではなく、精神とか暮らした息遣いが聞こえるものに、特に忘れ去られた大事なところを、どう思い出させるかといったところまで想像をして伝えていきたいと思う。「古事記」をよく思い出すことが宣長のしたことであるし、世阿弥とか秦河勝の自分なりの思い出し方があるのではないかと思っている。

 夕方、紹介を受けた「くいしん坊」で赤穂を満喫。ここは池田さんというこの土地出身の猛者に電話したら、そこにいけとの教授により予約したのであるが、親子二代の理想系があって、今後は東京で「シンコ」を案内したいということになる。瀬戸内の満足している親方には無用なことだったかもしれないが。兎に角うまかった。

 隣の備前は「このわた」で有名だけど、ここでは食べないらしい。赤穂浪士ではないけれど、固有のものをこれからも育てていってもらいたい。味も伝説もはたまた歴史も積み重ねであろう。

 そういえば、正月に茂木さんに会った。会うなり「勉強しているよ」と言っていた。原文で接するためにドイツ語もはじめたらしい。かれの友人の塩谷さんとも話した。論文は書かない学者らしい。でも、屈託なく学問を生き甲斐としていることがわかる。自分を磨くために精進する姿は美しいし、そういうことを堂々と言って生きたいものである。鈴木理策さんとの写真論はもっと聞きたかった。 今年は七年に一度の諏訪大社御柱の年である。今年は皆で行こうといって別れた。あまり確かな記憶ではないけれど…。


 大避神社
 


大避神社。秦河勝は大酒 とか大荒大明神というらしい。いい名前だね。生島についても考えたい。


 世阿弥の母の実家
 永富家





バックナンバー
平成22年1月〜
平成21年12月
平成21年11月
平成21年10月
平成21年9月
平成21年8月
平成21年7月
平成21年6月
平成21年5月
平成21年4月
平成21年3月
平成21年2月
平成21年1月
平成20年12月
平成20年11月
平成20年10月

RSSフィード



お知らせ



「白洲正子 生誕百年展」の探し物。所蔵先が不明なものがあります。行方を知っているかたがあれば、お手数ですがご連絡頂けたら幸いです。詳しくはこちらを。



DVD白洲正子の世界「道行抄・かくれ里を旅する」を頒布中です

バックナンバー
平成22年1月〜
平成21年12月
平成21年11月
平成21年10月
平成21年9月
平成21年8月
平成21年7月
平成21年6月
平成21年5月
平成21年4月
平成21年3月
平成21年2月
平成21年1月
平成20年12月
平成20年11月
平成20年10月

RSSフィード

Copyright(C) Shinya Shirasu ZIPANGU Co.,Ltd. |個人情報保護方針特定商取引に関する案内会員規約