白洲信哉 SHIRASU SHINYA OFFICIAL WEBSITE


平成22年10月25日(月)

 黄瀬戸盃
 

 長らく事故で入院していた黄瀬戸盃が完治して戻ってきた。死にたいようなショックだったけど、いまこうして目の前にあるこいつをみていると以前より愛着が増している。接いでくれたかたの愛情も加わっているのであろうか、これから一緒に人生をともにしていきたい。

 美味いマスタードを見付ける。粒をプチプチ弾けて辛さは控え目だが、これだけ食べてもいい。いま流行のビオのようだ。自然食品は安全というのが売りだが、そろそろそこに味がついてこないとならない時期ではないだろうか。焼酎ロックとでもなかなか。

 昨日はチベット代表部のラクパさんと面会する。来月茂木さんがダライラマ法王と新居浜で対談するのだが、その仕切り役荻生寺の斎藤住職が、「講演前に是非セットして欲しい」との依頼を、畏友瞬先生より厳命されていたのだ。多忙な茂木さん、平日は駄目で日曜日になったわけだ。それも神津島から新宿へ直行、この人のバイタリテイと湧き出るエネルギーは大変なもの、ツイッターを拝見すると朝からエンジン全開だ。

 このことについてはかれのツイッターに詳しい。好感の持てる温和な紳士だった。我々は尖閣の問題から中国は天安門以来まったく変わっていない、ということを認識した。中国は個々に立派なかたが多いと思うし、歴史的にも偉大な国で友人でなくてはならないと思う。だが、軍事力を背景として国という大きな意思が動くと、茂木さんの言うように「法」というのはなくなってしまう。権力というのは戦前の日本をかえりみれば明らかのように恐ろしい。いやなやつは潰してしまえ!ここには対話は生まれない。

 アジアの共同体を目指すなら、同じアジア人として対話の場をつくるくらいの助力を政府はするべきじゃないかな?なんであんなに中国の顔色ばかり、とくに外務省はうかがうのであろうか?属国意識なのかとさえ思うよ。かれらがいないと経済が成り立たない、そんな経済関係ならなくなっていいんじゃないかな。数字や効率重視の考えはもうやめよう。企業も商売のことだけでは駄目。

 誤解のないように。僕は反中国ではない。できるだけ理解したいと思っている。昨日もあんまりこんなこと書くと、茂木さんも中国で検索できないリストに入るよ、と言っていたけど、耳障りのことに耳をかさなくなったら政府は「恐怖」になる。検閲、これもわれわれが歩んだ道だった。お会いするまでこのことを深く考えていきたい。そのきっかけとなるいい出会いだった。

 そうそう、銀座の桜製作所のギャラリーで輪島の赤木さんの個展が今週一杯開かれていますよ。岡山県美でもいい展覧会がやっているみたいだ。土曜は福井の田島さんの展覧会に行こうと思う。芸術の秋というけど東美の特別展や瀬津さんの展覧会 見なきゃならない展覧会が多くて大変だ!!!

 マスタード
 





平成22年10月25日(月)
週刊ポストに《白洲信哉 ニッポンの神仏 連載第40回 〜木喰が刻んだ庶民の仏〜》が掲載されました。





平成22年10月20日(水)

 
 

 白洲正子展 オープニングから戻る。お忙しいところ本当に多くのかたがたに来ていただきました。浜松の岡田さん、伊賀の福森さん、ミホの片山部長に金子さん、平等院の神居さん、三井寺の福家様、日吉神社の氏子総代中村様、そして一緒に図録を制作した新潮社の金川さんに芸新に戻った浅利さん、いつものポストの面々 すべてを記せませんが感謝しております。

 写真は平等院の神居さんが撮影してくださった。お言葉も頂戴した。本当に嬉しい!
 とても感服しました。
 そして、ありがとうございます。
 心を落ち着けてから、再度うかがいます。
 次回の愛媛からは平等院の「飛天」も出品予定です。

会場を出たら旧知の金子さんから電話を貰う。「なんだ あの図録は こんな手があったとは!」。いつもながらテンション高く、わかってくれる仲間と話すのは楽しい。「今年一番の展覧会」。お世辞にしても悪い気はしない。会期は短いですが少しでも多くのかたがたにご覧頂きたいと思います。

 晩はわざわざお越しくださったJR東海の宮澤さんに名倉さん、モマの坂本さんがお祝いの会を開いてくださった。久しぶりによく歌った。最後は光と飲んでいた。




平成22年10月18日(月)
週刊ポストに《白洲信哉 ニッポンの神仏 連載第39回 〜飛騨高山に伝わる円空の書〜》が掲載されました。





平成22年10月15日(金)

 横たわる
 十一面観音

 伊賀市島が原 観菩提寺の十一面観音像を「白洲展」出品のため搬出に立ち会う。百聞は一見にしかず 信仰の対象 それも秘仏と言うこともあると思う。本当に大変な作業だ。台座から十一面観音を外すため、いったん持ち上げてほぞにはいっているそれを切り離すのだが、二メートルを超える一木を持ち上げるのに四人がかり。持ち上げて足からゆっくりとお厨子から出てきたときにはなんとも言えない感じ、ほっとすると言うかお出ましになってくるように普通のモノではないんだ。輸送に多額の費用がかかるけど、こういった作業に立ち会うと真剣さと苦労がつたわってくる。見ているだけでへとへとになった。来週の週刊ポストをお楽しみに。

 前日は急な取材で福森邸、昼からよく食べ飲んだ。その足で観菩提寺、京都経由で戻る。夜、上賀茂神社のイベントでてっさい堂さんにも久しぶりにお会いした。いよいよ来週からである。


 白甘鯛と
 甘鯛





平成22年10月9日(土)
週刊ポストに《白洲信哉 ニッポンの神仏 連載第38回 〜立山修験の行場〜》が掲載されました。





平成22年10月5日(火)

 
 仏谷寺

 出雲からもどる。神在月と言われるように、「出雲」は「神の国」という印象が強かったが、仏像も逸品揃い。海の神様美保関にある美保神社の近く仏谷寺、神像が30数体もある成相寺、最近摩多羅神の神像がみつかった清水寺、出雲平野にある大寺薬師、そして蹈鞴の里雲南市にある禅定寺。専門家は出雲様式という言葉を使っているが、中央には見られない、かといって田舎作ではない。少し先になるが印象は週刊ポストに記したいと思う。

 検察審査会 というのは一体なんなんだろう。一般的な印象で「有罪」とか「無罪」とか判断するなら捜査機関はいらない。なんでも「市民の目線」なんて本当にいるのであろうかね。ある意味怖いこと、大衆が法をくつがえすのである。世論をつくるマスコミが最高権力者、それを利用する検察。なにもかも「開かれる」必要があるのか、考えよう。

 裁判員制度、これにも反対。人を裁く、なんて大変なことはプロがすることだろう。疑わしくは罰せず、というのだからそれでいいんじゃないかな。そのために難しい試験に通った専門家がいて、それでかれらはくってる。職場放棄したら駄目だし、こんなことするのなら、取り調べの可視化のほうがよっぽど必要なことなんじゃないかな。「開かれる」というならそっちの方向でしょう。出雲で柔和な仏様をみてほっとしていたけど、現実の出来事というのは「狂気」に近いものがある。磨多羅神の「にやっ」と笑った顔は違う怖さだった。不気味、いや仏様ですら見透かしているような神様。秦氏と共通するものを感じた。


 成相寺
 神像群


 大寺薬師
 四天王





平成22年10月4日(月)
週刊ポストに《白洲信哉 ニッポンの神仏 連載第37回 〜悪王子も恐れをなした神像〜》が掲載されました。





平成22年9月30日(木)

 
 中日新聞[9/29・岐阜県版]
 (クリックで拡大)

 NHKから新聞の記事が届く。白洲展の集荷が始まっていてその目玉の一つ、岐阜日吉神社の十一面観音像がお出ましいただくという内容だ。高田宮司をはじめ氏子総代の中村会長には本当にお世話になりました。ご好意にそむかないようにしっかりとした展覧会にしないとならない。集荷をされた高梨さん、吉田さんほかお世話になりました。

 今度の展覧会は関西地方中心とはいえ、集荷先が100近くになる。各地の「かくれ里」のこれはという逸品にお願いして歩いたらそういうことになった。阿修羅展や薬師寺展のような大寺の展覧会とは一味違ったものになると思う。再来週は僕も伊賀島ヶ原の十一面観音の集荷に立ち会う予定だ。

 人質三人が釈放されたらしい。罪の如何は不明だが、あの国のことだ、きっといろんなことを思慮しているのだろう。それに比べてわが国は子どもである。僕は無用な対立は好まないが、領土問題に限っては主張するべきはしないとならない。「粛々と」ではだれにも理解されないのである。やることは徹底的にやる。誰にでも分かるように論理的に。

 祖父はいざとなると一番最初に逃げるのは外務省、と言っていたそうだが、恐らくいまも変わるまい。世界中にわかるように少なくても英語で理論武装し、即刻ビデオを流すべきだ。かれらのは外交ではなく、相手に媚びて卑下することだ。なんで国連の演説だって、中国のようにしないのか? それはかれらがそういうアドバイスはしないからだ。アドバイスをしないならまだましだ。「相手を刺激すると大変ですから」となだめるのである。インターナショナルを国際、と書くが国と国の際でごちゃごちゃやっていても駄目なのだ。ルートがないとかではなく、インターへ、中へと飛び込んでいくのだ。

 そしてお互い主張し合い、大事な海のことを一緒に考えることだ。日本海や東シナ海の海上の道がなければ、いまの日本はなかったのである。稲作も仏教も様々な文化も、いやいや我々祖先がきた「道」なのだ。海は誰のものでもない。「領海」なんていうのもおかしな話だ。様々な民族が自由に行き来した中世、倭寇が跋扈した時代が僕は懐かしい。海は人類共有のものだ。海上に漕ぎ出せば未知なる世界が広がっているのである。





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