白洲信哉 SHIRASU SHINYA OFFICIAL WEBSITE


平成24年5月24日(木)  |固定リンク

  ボストン展
蕭白

 あとニ週間 吉野蔵王権現さまのご開帳と、それに便乗し企画した六田さんの写真展(〜6/7日まで)。ちなみに今週の週刊ポストにも大岡信さんと掲載されています。ぼくは怖くて気軽にいけませんが、強面の人が優しい なんていうと怒られるかもしれないけど、きっとそういう神様だと思う。

 NHKと家庭画報にお世話になったボストン展の名残をききにいった。阿修羅ほどではないけれど人人人。いい展覧会だけど蕭白は阿修羅のようなハナにはなれなかったようだ。それでも僕はみてられず、そうそうに平成館から本館に移動。するとありゃまあ「平治物語絵巻」のまえに二人しかいない!どういうわけだろうか?おなじものが隣になって、三重の人だかりがどこへ行ったのだろう?たしかにボストンのものの一期一会あるにしても力がぬけました。展覧会は「行く」というのが大事ではなく「なにをみて感じたか」なのです。美の後進国だね日本は。ほかに北野、天狗 いい絵巻だし僕が好きな飛鳥仏も拝みました。

 かえりにとある事務所による。ナビで記した場所と、住所がなんだか違う。車をとめて探すけど、どちらが正しいかわからず仕方なく電話した(恥ずかしい)でも聞いたらやっぱり引っ越ししたという。いつまでも古い機械に頼っていると確実に古いところに着く。よくわかりました。

 雪舟も日曜日までか。混んでいるんだろうな。山口に行ってかの山水図を飲みながら味わった祖父がいる。美っていうのはこちら側の問題が大きいんだと思う。


  吉野金峰山寺
蔵王権現


  光背の赤は
六田さんの写真
平安の蔵王権現と。





平成24年5月21日(月)  |固定リンク

  かけはじめた

 朝から空をながめ太陽をこれほど待ち遠しかったことはない。予報通りの曇りで半分あきらめていたけど、その曇りのためにちょうどいい鑑賞ができる。知識があるため偶然の発見はなかったけど、千年に一度を二年続けて体験したことになる。あとで振り返ればなにかのターニングポイントだった ということになるかもしれない。平安時代 貴族全盛の道長、頼通時代がおわり、武家の足音がきこえてきた時代、それ以来というのだからこれはたんなる偶然なんだろうか?

 ついこないだまで、森羅万象 自然の現象と人とは近いものだったんだ。畏怖した人とショーになった現代とその差は大きい。いやそれが「近代」という化け物の正体なんだと思う。午後、長らく住んだ鎌倉に行く。歴史のうごめきは一世紀後に、かの地でひとつの安定をみたのである。こんばんは新月だ。朝見た月と新月 一日に二度空を見あげることはまれだが、花鳥風月に心を寄せて一日に一度は空を見上げたいものだ。


  もう少しで金環


  金環


  宴のあと





平成24年5月10日(木)  |固定リンク

  宴のあと。


 連休は仲間と旬を味わっていた。ホタルイカのしゃぶしゃぶ 今年は不漁、東京の店頭に並ぶ数はすくなく、いつものように富山の滑川の砂子商店に注文した。富山湾は自然の生け簀にたとえられ、湾の各所で採れるものが異なる。この季節ホタルイカは産卵のためあがってくるところを一網打尽にされるんだから、かれらにとったはたまったものじゃない。一度早朝の漁に同行したことがある。刺激をうけると青い光りを放つのだ。幻想的な光景で、船上で食したそれはなんてもいえなかった。翌日残りをパスタにした。イカ墨のそれなんてめじゃないね。えらい烏賊だ。

 同席したファッションデザイナー、滝沢滋さんの母上は、僕の冬いきつけの氷見出身だという。「こんど氷見行きましょう!」と言うから、「梅雨マグロ」のことを思い出した。その頃荘川の鮎もいい。

 以下茂木さんのクオリア日記にならって僕の見解をのべる。


茂木健一郎さんの見解
元ページ
それに対する私の見解
皇室 伝統を最大限に尊重。皇室典範の改正問題については、慎重に検討。何よりも今上天皇、皇族方のご意向が大切。 いま議論されている宮家創設については反対だ。継承問題と切り離すこともナンセンスだし、女系を認めるかたが事務方にいるというのはできレース、フェアーでない。
国旗
国歌
日の丸が、国旗。
君が代が、国歌。
御意。
教育条例 卒業式などにおける、国旗、国歌に対する特定の行動の形式的強制には反対。ちなみに、私自身は立つし、歌います。アメリカ大リーグを見に行くと、なんとなく星条旗に対して起立し、うろおぼえのアメリカ国歌をうたいます。 公務員である教師に対してはある程度理解できる。
TPP 推進する。 食にかかわることについて見過ごすわけにはいなない。別途対策を講じ自給率100%を国策として取り組むべきだろう。安全保障でありエネルギー同様に確保せねばいつまでも独立できない。
原発 エネルギー安全保障の観点から、その利用の可能性を閉ざすべきではない。 安全保障上のこともさることながら、廃炉にしたり廃棄する技術を堅持しないとならない。それには脱原発の方向性はいいのだが、ある程度開発を続けないと、未来のない学問研究にしてしまうとそれを学ぶ若者がいなくなると思う。基本的態度は我が国国土の性格上原発はあっていない。
消費税 10%に上げることに賛成。英国のように、一定の範囲内で、財務大臣が政策決定を通して、国会の議決を経ずに税率を変更できる制度にすることを主張。 日常必需品については軽減税率を導入する。複雑だとかあとで控除するとかいう議論ではなくシンプルに。
死刑 廃止へ向けて国民的議論を高める。 反対。
記者クラブ 廃止、記者クラブ以外のフリーランスのジャーナリストへの門戸開放へ向けて、メディアの努力を求める。 とくに海外メデイアについてもっと開放する。
教科書検定 電子教科書の導入と平行して、廃止、ないしは大幅に縮小。 教育分野こそ昔の藩のような規模で考えて、そこの責任者の責任においてカリキュラムを自由につくる。小選挙区300くらいがいいと思う。
日本人の英語 TOEIC依存からの脱却。 ようわからん。
新卒一括採用 廃止。国際的な人権法則に反し、企業のコンプライアンス上も重大な疑義がある。 多様化をめざせ。
連帯保証人制度 廃止。 よくわからん。
大学入試 ペーパーテスト偏重を改める。センター試験のみを課し、二次試験は面接やエッセイなどの総合判定。 御意。大学は自由に。
憲法 現憲法は絶対的な存在ではない。 日本人の手で新たに憲法を制定するべきだ。
核兵器 日本は核兵器をつくらない。米軍の核の所在については、明らかにしないこと自体が抑止力。その上で世界的な核軍縮を進める。 戦争放棄と核 これについては現行のまま平和憲法こそ大事だが、自衛隊の集団的自衛権のことは別問題。核兵器は論外だ。


では九州に行ってきますのだ。


  備前陶板にてっせん





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